我朮ガジュツ

 

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ショウガ科ウコン属の多年草、我朮(ガジュツ)は別名、紫ウコンとも呼ばれていますが(根茎の切り口が紫色なので)、郁金(ウコン)とは別の植物です。

ヒマラヤ原産ですが、日本では郁金(ウコン)よりも寒さに弱いので、屋久島、種子島などで栽培されており重要な産物となっています。

薬草学書の『本草綱目』では「女性の血気の滞り、オ血(おけつ:血の流れが滞った状態)を消す」と、上品として収載されています。

芳香健胃(ほうこうけんい)作用に優れていて、まず胃腸を活発に動かし、宿便や古便を排泄することによって、血をサラサラに流す、といった特徴があります。

血の流れが滞った状態を中医学では「オ血(おけつ)」といいますが、オ血は生理痛から慢性頭痛、しこり、あざ、しみ、生活習慣病など、実に様々な病気の引き金になります。

我朮(ガジュツ)は、殺菌防腐作用のシネオール、カンファー、抗炎症作用のアズレン、デハイドロクルジオン、フラノゲルメノン、クルツェレノン、抗がん作用のクルクモールを含む、100種類ほどの成分を含んでいます。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌の除去や、下痢・消化不良・便秘といった低下した胃腸の働きの改善、オ血による肩こり・腰痛・頭痛・生理痛・生理不順の他、歯周病予防や口臭予防にも役立っています。

 

 

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