田七人参でんしちにんじん

 

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ウコギ科の草本植物、田七人参は古くから金不換(きんふかん=お金に換えられないほど貴重なもの)と言われています。中国の雲南・広西・四川・湖北・江西・西蔵などで野生、及び栽培がされています。

なぜこれほどまでに名薬として貴重、珍重されているのか、田七人参のスゴイ理由について紹介して参りたいと思います。

食用人参と薬用人参は違う

朝鮮人参、高麗人参、シベリア人参、西洋人参、田七人参・・・良薬として古くから親しまれてきた「薬用人参」は、八百屋さんで売っている人参とは違います。

八百屋さんにある食用の赤オレンジ色の人参はセリ科の植物、薬用人参はウコギ科の植物です。

薬用人参が日本に伝えられたのは天平(729-749:奈良時代の最盛期)の時、江戸時代(1603-1868)には日本でも栽培されていたといわれています。

因みに食用の赤オレンジ色の人参は明治(1868~)になってから、割と最近なのです。

田七人参(でんしちにんじん)は別名を「三七(さんしち)」また「田三七(でんさんしち)」ともいい、これは良質の薬として収穫するまでに三年ないし七年かかるためにつけられた名前であるといわれています。
「田」は産地の田東からとったとも、栽培した田医師の名前からとった、ともいわれています。

薬学の古典【本草網目(ほんぞうこうもく)】には、山漆(うるしのように傷口を癒すという意味)と記されています。

始め、多少渋く苦味があり、ほのかに甘く、微香があり、毒性のない田七人参が優れている点は、大きく4つあります。

止血の神薬  止血の神薬
止血作用により、傷口からの外出血のみならず、産後の出血・不正出血・胃や十二指腸の出血など内臓の止血にも役立つ。

活血薬  活血薬
血行促進により、生活習慣病の予防や改善に、また活血止痛作用により、関節痛・生理痛・偏頭痛などの痛みを緩和する。

田七ケトン  田七ケトン
心臓の冠状動脈を拡張して血量を増やし、心筋の酸素の消費量を減らし、心臓の負担を軽減する。また、血液中のコレステロールを減少させる。更に毛細血管の抵抗を高め、コレステロールの沈着を防ぐ。狭心症や心筋梗塞、高血圧、動脈硬化の予防と改善に役立つ。

肝機能保護  肝機能保護
抗ウイルス作用、肝臓の血液循環を良くすることで、肝細胞がもともと持っている解毒機能が改善され、肝細胞膜自体が丈夫になる。肝細胞保護と代謝促進作用により、肝炎や肝硬変といった肝機能障害の予防や改善も期待できる。

田七人参でんしちにんじん

特筆すべきは、活血(血をサラサラに流す)止血(出血を止める)という、相反する作用を併せ持つところです。
他にも脂肪代謝を活発化して肥満を防ぐ作用も注目されています。

また、田七人参をはじめウコギ科の人参のほとんどには低下した免疫力を高める働きがあります。
免疫力の低下によるアレルギー疾患や癌の予防と改善にも、役立つことが期待されています。

 

 

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