西洋人参せいようにんじん

 

未来へ輝く

新日本漢方株式会社は、より安全でより確かな美と健康をお届けしてまいります。

新日本漢方株式会社

お問い合わせはこちら

おすすめ書籍

薬用人参には、大きく西洋人参(せいようにんじん)、シベリア人参、田七人参(でんしちにんじん)高麗人参(こうらいにんじん)の4種類があります。

北アメリカ州の東部に原産する西洋人参(せいようにんじん)は、ウコギ科アメリカニンジンの根を用い、アメリカ国旗に似ていることから花旗参(かきじん)とも呼ばれています。

日本には馴染みが薄い西洋人参(せいようにんじん)ですが、北米先住民は古くから根と葉をサプリメントとして用いており、中国では寧ろ飲んでいない人を探すほうが難しいといわれるほどポピュラーです。

17世紀末、フランス人の牧師が中国で朝鮮人参を知り、その神秘さに感銘を受けて長白山の人参の形態調査、薬効調査を開始、後にイギリスロイヤル協会の会誌に発表しました。

18世紀初頭、その朝鮮人参の論文を目にしたカナダ人の宣教師が、モントリオールの山中で同じような形態の人参を発見します。地元の方たちは薬用人参として用いていました。この人参を植物専門家に検証してもらった結果、同じウコギ科ではあるが、種が違うということが判明します。

こうして、同じ薬用人参でも朝鮮人参とは違うので、区別をする為に西洋人参(せいようにんじん)という名前をつけました。

西洋人参の特徴

益気養陰  益気養陰
不足した気(生命エネルギー)を補い、体を冷まして潤す陰液を養うことが得意です。滋養強壮に優れ、免疫力を高めることで知られています。

清熱生津  清熱生津
気を補う滋養強壮の生薬は、朝鮮人参のように温性のものが多く、頭にも血がのぼってのぼせやすくなります。西洋人参(せいようにんじん)は性質が涼性なので、体は元気にしながら中枢神経を抑制、神経を興奮させず沈静化させる、といった特徴があります。

アンチエイジング  アンチエイジング
体を潤す水分を養うことが得意な西洋人参(せいようにんじん)は、特に陰液が不足しやすい高齢者のアンチエイジング人参として大人気です。頭がスッキリして、陰液を養い水分代謝を促す西洋人参(せいようにんじん)、乾燥肌・のどや口の乾き・胸の息苦しさ・ひじひざなどの関節の痛みを改善するのに適しています。

 

1757年に編著された清時代の医学書『本草従新(呉儀洛編著)』にて、西洋人参(せいようにんじん)「肺の機能を補い、降火(解熱・消炎)、津液(潤い)の生成、心煩および倦怠感除去に優れ、免疫力や生理機能が低下していて微熱のある者に適している」と記されています。

 

 

前のページへ戻る 生薬物語インデックスへ戻る